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やすだ整形外科

ヒザ(関節)への注射

2007/08/10(金)

ヒザや肩の関節にどのような注射をしているのかを説明します。
(1) 関節内に溜ったいわゆる「お水」やケガによる血液を抜きます。元々、関節のお水は透明でとても粘っこくなっていますが、炎症や変形により周辺の痛んだ軟骨の破片などが影響し濁ったり、サラサラになったりするのでその程度をチェックしたり、ケガで血が溜ったとき油成分が混じると周辺の軟骨や骨を痛めた可能性があるのでそれらを確認します。
(2) 炎症や痛みを押さえるためのおクスリを入れます。大きく分けて2種類あり、1つは変形した関節軟骨(クッション)の保護と異常なお水の状態を整えるヒアルロン酸ナトリウムがあり→よく潤滑油と説明します。もう1つはひどい痛みや炎症を早急に押さえるために麻酔のクスリにホルモン剤(ステロイド)を混ぜて入れます→ただし、主に痛みを止めるだけであり何回も継続しては行っていません。  
当院では大部分がヒアルロン酸の注射です。
関節の中に入れる注射なので直接痛い部分にするのではなく、骨と骨との隙間が広いお皿の外側から主に針を刺します。その際血管注射のように皮膚の表面ではないので皮膚に対して直角に針をさすので少し痛みを感じます。
当院では出来るだけ細い針で刺した時に骨に当たらないように注意して注射を行っています。
また関節はばい菌などに敏感なので注射当日はお風呂や激しい運動は控えるよう指導しています

TEL:06-6306-1969
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