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やすだ整形外科

レントゲンでなにがわかる?

2006/12/27(水)

初めて来られる患者様の中で「レントゲンを撮ってくれないか?」と言われる方がおられます。
内科などでは胸のレントゲンで肺の状態などを確認しますが、当院では主に骨を見ています。
1.骨のキズ→いわゆる骨折がないかどうか確認します。
2.骨の変形→年齢的な骨自体のゆがみ、骨の出っ張りの発生の有無の確認。
3.関節のバランス→脱臼の有無。関節の間がガタガタになっていないか?背骨であれば積み木のようになっている部分のズレやゆがみがないか?(椎間板や軟骨自体はレントゲンでは写りません)
4.成長の度合い、成長軟骨のキズ→子供さんであれば左右を比較して確認します。
5.骨の濃度、薄さ→濃淡をみて骨粗しょう症の検査や骨の腫瘍の有無を見ます。
6.石灰化、異物→骨の周りに骨の濃度で写る物がないか?ケガなどで金属などの異物がないかみます。
主に上で書いたような事を確認し、患者様の痛みとどのように関係しているかを調べます。また、もっと詳しく骨の中や軟骨の状態、神経などを調べる場合にCTやMRIなどの断層写真を撮影します。

TEL:06-6306-1969
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