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やすだ整形外科

リウマチとは

2005/12/19(月)

ケガをしたという覚えがないのに「朝方から昼にかけて手がこわばり、力が入らない」「激痛はないが指がむくむ」という症状を訴える患者様が時々来られます。(女性が多いように思われます) 最近は情報がたくさんあるので患者様も言葉はよく知っておられて「私、リウマチと違いますか?」と逆に質問させることもあります。
リウマチとは関節に見られる病気で膠原病(こうげんびょう)に含まれます。本来ヒトには免疫(めんえき)という外敵(ばい菌やウイルスなどが主です)から守る機能が備わっています。それが、何かの間違いでバランスが崩れ、自分で自分の正常な関節を攻撃する結果破壊が進み、痛み、はれ、変形などを引き起こす病気です。
診断は患者様の症状などから調べるのですが、比較的簡単に採血をしてリウマチ反応を見る方法があります。ただしリウマチ反応は大きな判断材料になりますが、それが(+)といって必ずリウマチとは限らず、逆に(-)でもリウマチの事があります。採血でさらに細かく項目を調べ、その他レントゲンで骨の変形、ひずみの有無を確認などをして総合的に診断していきます。
もちろん、けんしょう炎、痛風、関節にばい菌が入りこんだ(化膿した)状態や更年期にみられる症状の1つの事もあるので注意深い診断が必要です。
   1 朝方に手や指がこわばる 
   2 力が入りにくい 
   3 手首や指がむくみ、痛い(指であれば主に第2関節)
などの症状が見られる場合は院長に相談してください。

TEL:06-6306-1969
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