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やすだ整形外科

坐骨神経痛について

2005/07/14(木)

腰痛を訴えて来院される患者様が多く見られますが、臀部(お尻周辺)や足の付け根や太ももの痛み、だるさを同時に訴える方がおられます。それらのほとんどが坐骨神経痛による症状と考えられます。腰椎(腰の部分の背骨)の中を通っている神経が枝分かれし、お尻から太ももの後ろ外側に走っています。その神経を坐骨神経といいます。その神経が圧迫されたり炎症を起こす事により痛み、しびれ、だるさ等の症状が発生します。その原因として最も多いのが椎間板ヘルニアです。背骨のあいだのクッションの役割を果たす軟骨である椎間板が変性し(いわゆるへたり)、後ろに飛び出し神経を圧迫します。
神経痛は圧迫されて腫れ上がった所だけが痛いのではなく、その先の症状を引き起こします。坐骨神経痛で太ももや足の付け根の症状だけが見られても原因が腰にあることが大いにありえます。
治療は神経の炎症、腫れを取るために安静、飲み薬、ブロック注射、コルセットなどの固定、牽引、低周波などのリハビリを行い、それでも症状が軽くならない時はレーザー治療、椎間板摘出などの手術を行うことがあります。

TEL:06-6306-1969
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